土曜日

木曜日の夜、「これでは、査読者と「意義に関する議論」になったときに、ダメだな。」と思い至った。木曜日の夕方、skype で杉浦さん、横倉さんと打ち合わせをして、テクニカルな整理はほぼ完了して、どこまではほぼ大丈夫で、次に何をしないと多くの人に納得してもらえないか、というのを確認した。そういう理解で論文構成の議論もしていたのだが、帰宅後、論文草稿を見てゆっくり検討すると、現状のままだと、肝心の対称性の部分がふわっとしてしまって、主張として成立していない、という判断になった。また、対称性と保存則の話もつくりなおさないといけない状況になっていた。(鞍点評価するときに、積分測度においやっていたのを見落としていて、それが決定的にありとあらゆることを変えてしまう。現状では、作用の素朴な鞍点(定常位相点)は主要な寄与を与えなくなったから。ただし、積分評価そのものは、特定の模型では可能なはずで、これは冬休みの課題。それはそれとしても、作用の対称性からの保存則ではなくて、経路積分のままで保存則を議論しなおさないといけない。もちろん、通常の基底表示の場合には、WT の話と同じなので暗算レベルで再構成できるが、今は、基底が変なので。。まぁ、しかし、それ以前に、対称性の話を正しい地点に戻ってから作り直さないといけない。。)「これは相当やばいな。」といいながら木曜日に就寝した。

そして、金曜日。おそらく、1年に1度あるかどうか、「(当社比で)倍の力がでる日」がきた。朝いちばんに、対称性の話の作り変えの筋が分かったので、速攻でノートに書く。起きてから1時間のできごとだった。そして、深夜、就寝予定時刻25:30前の最後1時間で保存則のノートを書いた。最初、想像と違ってうまくいかなかったが、すぐに道が見えた。そして、その深夜までは、朝の知見の流れに沿って論文草稿の構成を変える決断をして改訂作業をした。昼間はイベントがいくつかあり、事務的な対応をし。。。途中からは記憶もあまりない。最後の保存則のノートを書いているときなどノートがあるのでやったというのが分かるだけで、意識としてはほとんど何も覚えていない。(テクニカルには、とある量の定義さえ分かれば、難しい話ではないのだが..。)

土曜日は、(予定より相当遅れて)東工大でのセミナーのスライドを作った。筋が通ったので、気持ちよくスライドも書けて、よかった。基本的に考えることは少ない。(てふくりっぷがうまく働かずイライラしたが。)予定していた外出をして外の空気も吸ってきた。