土曜日

朝、うーむ。一気に計算がおわってしまった。

90年頃の僕を召喚して、トップスピードで最後までいった。形式的に綺麗な方法、計算が早い方法、(係数はともかく)定性的なことを抑える物理的な方法、、などなどの方法があるのだが、今回はまずは3番目ですすむ。系統的な計算は(それ自体の意義はあるとはいえ)後回しで、まずは結果を知りたいから。(中立安定な)解の族から(実験で観測される)ひとつの解を抜き出す方法として、「変形法」と個人的によんていだものを使う。20年近くご無沙汰していたとはいえ、さすがに、長いこと解析力学やってませんでした、、とはわけがちがう。やりはじめたら、かなりの高速で問題が見え始め、計算もできはじめ、そして、ひととおり終わった。(3月までには終わる、、、と言っていたのだが..。)1週間前の計算は、そういうことを回避して計算できるかも、、と勘違いしただけで、今回はそういうのではない。そして、おそらく計算間違いはない。ただ、途中でふっとばした、作業仮説的なものの妥当性は厳密には間違っている、あるいは、不完全な可能性はある。

で、結論。中川さんのSST の予言とは一致しない。むしろ、何も考えずに、(厳密にいうと理由はないのだが)、えいやぁーと思い込んだのと一致している。問題を解くなかで、中川さんのSST的な構造に似てきたので、これはもしかして..と思ったのだが、最後のところで別の道にいった。

さて、、と、どうなるかな。このまま勘違いがなければ、やはり、SST のような都合のいい話はない、というのが合理的だろう。(相当に非自明で綺麗な話なんだけどなぁ。)勿論、さっき終わったばかりなので、設定等で大きなポカをしている可能性はある。でも、ここからの逆転は、驚きだが。ノートはまだ書いていないので、後日に書く。

量子多体系の対称性の論文の編集にもどろう。中旬には公開できるよう、頑張る。。

SST問題:やはり、微妙な問題なので「物理的にすっとばしているところ」が気になるかな。超絶フォーマルな方法もわかったので、そっちでノートを書くかな。。(うにー。優先順位を間違えているよなぁ。)

ノートを書いた。設定と計算を完全に分離し、後者については(すっとばしや意味不明な近似は一切なく)一点の曇りもなくなった。前者の設定 − つまり、考えたい状況を式で表現する部分については、分からないこともある。渋い学問的問題として面白いこともある。。しかし、主たる目的だった大域的熱力学関数を使った形式とのマッチングは相当に苦しい状況になった。