木曜日

火曜日のノート、説明の仕方というか、整理の仕方をちょっと変える。本質的な結果は同じだが、より見やすくなった。この意味を考えつつ、意味というのは曖昧なので、具体的な問をたてる。。ふむ。。

午後、杉浦さん、横倉さんが来られたので話をする。ノートは送っていたが、話の核心とこれからの問題の整理について。やはり、喋りながら大変気持ちがいい。簡潔で魅力的だが、妙に怪しい雰囲気が漂う公式が主たる結果である。プランク定数、ボツルマン定数、時間、自由エネルギーが絶妙に絡まって、「純粋な」量子力学の結果を与える。量子力学と熱力学のこういう絡まり方は見たことがなく、不安感を覚える。この動機は、横倉さんとの対称性をもっとも綺麗に見せることだった。古典系の解析でプランク定数がでてきた理由も知りたかった。量子系の解析をすると、確かに、量子力学のそのプランク定数がボルツマン定数や温度とくみあわさって例の対称性をつくる様子が明快になった。形式論としては、知りたかったことを知った状況に近い。ただ、それだけでおわらない。もっといける。。