金曜日

火曜日と水曜日が講義で、水曜の講義後はるかで関空にいってソールへ。10月に入ってからの講義後は必ず腰にきているので、講義終了10分前にして質問時間を長くとることにした。(結局、水曜日も12:20;火曜日は12:40くらいまで質問というか話が続いている。10月特有かもしれない)そこで腰を休めてからはるかにいったが、やや負担が大きくて、何というか、「腰をひきづっていく感じ」ではるかにのった。予定していたはるかにはぎりぎりだったが何とかのれた。90分近くあるので、そこで落ち着くだろうと思った。

ところがはるかが新大阪でとまった。事故があって45分遅れの見込みとのこと。45分なら大丈夫ではあるが、見込なのでさらに時間がかかる可能性もあるとのアナウンス。急ぐなら振替だが、ここで動くと、多分腰がやばい。留まることにした。遅延見込45分が60分になり、90分かも..というアナウンスが50分くらいたって流れた。え?だいぶ話が違うと思ったが、仕方ない。90分ならかなりやばい。離陸時間には間に合うが、搭乗時間には間に合わないくらいかな。乗れなかったら乗れないでいいので、、そのままにしようとうたた寝していたら動いた。結局60分遅れで、その後の手続きもスムーズだったので、搭乗予定時間の15分前には搭乗口についた。

ソールは、KIAS にいくのだが、前はバス+タクシーだった。今度は鉄道+地下鉄+徒歩にした。ソール駅までは順調だったが、ソール駅から地下鉄の切符の買い方がよくわからなくてとまどった。(人いないしな。)おかしいな、2年前は苦労した記憶ないが、2年前は誰かについていったんだったっけ。助けてくれる人を探して何とか買った。地下鉄の駅(高麗大学)からkiasへは前はタクシーだったが、一回徒歩で散策した記憶があるので、大丈夫だと思っていたが、夜になっているせいか、全く分からない。最初の一歩が大事なので、人に聞きまくって、何とかkias に向かう道を同定した。(そこで間違わなければkias までは一本道。)宿は初めてのところで、近くまできてから当然のごとく迷ったが、人に聞きまくって、分かった。「あそこだよ」と最初に教えてくれた人にしたがって向かったが、そこには駐車場しかなく、違うなぁ、、と引き換えして、また人に聞いて、そしたらその人もあそこだよ、という。何のこっちゃと思うと、駐車場から入っていくらしい。(そこ決定的に大事だから説明しておいて欲しかった。)

研究会は2日目の木曜日から参加した。日本から、郡、和田、青木、池田、水野という4人がまとまって発表する機会もそうないだろうが、皆さんの講演は内容だけでなくプレゼンも高かった。今回、北京のTang さんと新たに知り合いになった。(SOC の BTW の T である。)バンケットに向かうバスで偶然横になった台湾のChang さんは非平衡ゆらぎや情報熱力学関連を研究はじめようとしていて、僕のリヨンでのプレゼン動画を見た、、、と言っていた。(昨年断った台湾での講演は、来年はしないといけないのかな。。Chen さんには、来年は必ずと何度もいわれた。。)

腰は良くはないが悪化していないので支障がないレベルで留まっているが、やや微熱っぽく、咳が出ている。バンケット後は、部屋に帰ってきて、リハーサルを一回して、イントロを再考して、寝た。

金曜日の朝起きて、リハーサルを1回して、構成を固定した。生物物理とか統計物理とかソフトマターとかの研究者たちに向けて、「RSB という考え方をゆらぎの時系列解析のtool として使える可能性」を伝えるというのを主目的にした。主旨は伝わったと思う。問題は、この次なんだよなぁ。例が一個ありました、で終わると、10年後は消えている。10年後に残るには、誰でもいいので、例が増えて、解析道具として確立するかどうかが鍵なんだよな。

午後はshouwen とずっと議論。1.5年前に1ヶ月京都にいたときに色々議論したことの続きをやっていて、この夏にそのときの宿題等が概ね解決したとの話だったので、いくつかの論点を詰めていた。6時間。(今日は遠足という日程で、他の参加者は、歩きながら色々な議論をしていることだろう。そこで得る話も貴重なことが多いし、夕食をスムーズにとるには、そこに合流した方がよかったのだが、shouwen との話を優先することにした。)意欲があって優秀な若者との話は、僕自身をも大いに刺激するので、大変うれしい。