土曜日

講義6日目:流体方程式導出をめぐる話。最後30分はへろへろになってしまった。用意していたノートがひとつなくなって、念のためにおいていた論文をみながらおたおたと。頭に全部いれて講義するスタイルとはほど遠い形になってしまった。構成の選択で、どこを丁寧に説明するか、というところにかなりの時間をつかって整理整頓したため、細部の部分(とくに後半)を頭に入れる余裕がなかったのである。構成としては、今のところこのあたりが限界か。

午後は、横倉さんと議論。横倉さんのアイデアで面白いかもしれない問題を考えていた。午後後半は、あしゅびっくや彼の学生たちと議論する。みんなそろって夏の京都にくるようだ。

23:00にインドを離れる。僕はまだましな方で、むかめるさんは朝の3時発の飛行機だといっていた。今、空港にいる。電源コンセントがあったのでここでネットを拓いた。おみやげも買ったし、あとは搭乗口にいくだけ。

さて、薬等々大量に準備をして臨んだ旅だったが、備えあれば憂いなしなのか、今のところ体調は何の問題もない。講義したらヘロヘロになる、というあたりまえのことがあるだけである。バンガロールはインドでかなり特異的なところらしいし、その中でもさらに特異的だろう研究所に(火曜の夕食以外)籠っていたので、いわゆるインドとは全く違うのかもしれない。実は、マンゴを毎日食べていた。初日の朝に、ゲストハウスで僕一人が座っていて、マンゴのカットを出されて、「いや、たべません」という選択枝はなかった。切り口は新鮮そうだったし。これは最高においしかった。フルーツジュースもおいしかった。朝はいわゆるスパイスはなく、昼と夜はスパイス料理だった。段々となれてきて、今日の昼食はかなり普通に食べれていたような気もする。