日曜日

1週間ばてていた。ヨーロッパ遠征は、往復の間も向こうでの生活も独特の緊張感を持っているせいか、帰国して心身ともに疲れていた。最低限の手続きはやったが、その他はさっぱり。特に、昨年の秋以来の頭痛がはじまってしまい、気分がすぐれない。軽いものだが、頻度が多いので今回は薬をいれた。薬と飲むと気にならなくなるが、きれると復活する。腰痛や腹痛に比べると慣れが少ないので、過度に反応してしまっている。

インドの講義準備をやっと今日はじめた。かなりやばい。どうしても構成が腑におちず先のばしていたが、いやいよダメだよな。本当はこの2日で全て終わらしたかったが、全然未消化なまま休日が過ぎている。集中講義の場合、「大きな構成」が問題で、そこさえ決まって、気分がのって、(とばしすぎない)時間配分がしっかりできると、何とかなると思うが、全体に焦点をあてるのがどうか。。今回、大偏差の対称性について、という最初から講義題目は依頼されていた。1) アインシュタイン 2) オンサーガー 3) 第2法則 まではきまって、4) ゆらぎの定理群 6) 流体方程式をめぐって で、5) がまだ迷っている。振動子の集団運動にするか、SST にするか、相加性原理+Itami-Sasa にするか、Nemoto-Sasa にするか。流れ的には、集団運動なんだが、折角の機会にSST触れないのもなんだし、大偏差という点では、Itami-Sasaの方向が今後重要なのは間違いないと思っているし、大偏差とrare envent sampling の接点はより広い視点で大事なんだが...。とりあえず、4)の部分のノートを書いた。次に5)だが、とばして、1)- 3) のノートを先に書くか。。

2) のオンサーガーも実は最近大きく風景が変わりつつある。伊丹君のおかげもあって、ミクロからの見通しが大幅に改善されつつあるのである。ただ、まだfinish しておらず、(僕には)大量の計算をしないといけない箇所があったり、「仮定」がどうしてもとってつけたようになってしまうのが気持ち悪かったり、先週はそういうあたりをうろうろしていて解決しなかったのも気分が悪い要因であろう。僕はこの部分はすごく大事なことだと思っている。クリスチャンたちの第2法則へのアプローチとの接点も感じている。(感じるだけで、明示的ではなく、すっきりしない。)インド講義がなければ、そのあたりのノートを作成していたのだろうが。。