土曜日

6月は想定外の仕事が大量に舞い込み、時間的にヘビーそうなのはとても無理そうなので幾つか(5月に)お断りをした。実際6月になってみると、確かにお断りをして正解だった。絶対にしないといけないものだけでもあふれていた。色々と業務について思うこともあるが、自分の関係では、招待講演(出張)をアクセプトしなければずっと楽になるので、それを引き受けて何かを言うのもちょいと気がひけるところもある。

夜は原則的に自分の考えたいことに時間を使いたい。毎日とはいかないが、今週は2,3日はとれた。GWのときに考えていた問題の理解がやはり完全ではなく、色々と検討していた。Onsager-Machlupの非線形版という70年代に終わっているはずのことだが、(1)ミクロからの関係と(2)確率過程との関係と論点を二つに分けたとき、数学の問題である(2)ですらまだ混乱し、(1)も「何となくわかってきた」がまだクリアーにならない。(2)は文献を読み始めた。まだ完全に分かっていないが、どうも数学的にはやばい様相があるらしい。(数学の問題を物理的にやってしまうと答えが定まらなくなる例に相当。)読めばいい文献は分かってきたので勉強しよう。で、もっと厄介なのが(1)で、これは文献レベルでも不十分なまま止まっているように見える。(2)が病的なこととおそらく無関係でない。もともとこの問題は、次のステップの練習問題というか、宿題にしたまま放置していたのをさくっと解いて、本来やりたい問題にとりかかるという位置づけだった。まさか、ここでこんなにハードになるとは。。