木曜日

5月3回目の発表が終わった。ラトガ―ス会議での発表、結婚式での冒頭のスピーチ、そして、今日のads/cftの会議での発表。それぞれ発表が終わったあとは廃人状態になる。講義も終了後はしばらく放心状態だが、こういう発表後はそれが長く続く感じになる。で、5月3回目の廃人状態。

会議の様子をみて、これは大変だな、と感じていた。これまでの様子をみて、自分の合格ラインを「下を向く人の割合が半分以下」に設定した。(講義でも発表でもどれくらいの人が見かけだけでもついてきてくれているかが僕の指標である。)100%のアウェーだしな。僕は、発表時は下を向いている人の割合を時系列として観察している。誰がどこで下を向いてパソコンをいじったか、を見ている。それが見えないような発表ならそもそもが崩壊なので論外。その評価でいって、ワースト時で上を向いているのが8割5分だっただろうか。かなりの時間帯で9割5分以上を保てたので、まぁよいとしよう。(この2日間では聴衆が笑った回数がもっとも多い講演ではあった。)

勿論、後半がラトガ―のを使ったので、専門的すぎたかもしれない。もっと本質だけを簡潔に構成することは可能だったと思う。後で色々とお話しをしていて、核心部分が完全には伝わっていない気がした。難しいんだけど。長距離相関の話を入れたのはよかったと思う。(これは昨日追加した。)理想気体/希薄気体/通常流体というクロスオーバーの仕組みも定性的には(昨日)理解したばっかりだったのが、ちょうどその質問がでて、昨日の理解をそのまま答えた。あと、ダイアグラムの絵の説明が良くないことが指摘されたので、6月リオン会議では修正しよう。6月リオン会議は、大偏差理論の物理に関する会議で、デリダ先生、くりすちゃん、ろぶ、としぇ、ふれでぃ等々、物理サイドの大偏差関係の現役が結構集まるので、ど真ん中会議である。さて、構成をどうすればいいだろうか。