日曜日

木曜日くらいから、突然(でもないのだが)、乱流攻略の意欲が湧いてきた。乱流研究は長い歴史があって、思いつくようなことは大体やられているので、そうそう意味のあることはできない。流行とは全く無縁だが、問題は明快であり、きちんと理解できればいいとは思っていた。修士のときにはかなり論文も読んだが、「難しすぎる。無理」とあきらめた。

大域平衡からは大きくはずれた流体方程式の導出だって森先生の58年の論文にはじまって、10年位は色々でていて、消えていたのが、今は(状況設定に条件がつくものの)相当に見通しよく理解できるようになってきた。ストークス抵抗の話も100年単位の話である。蔵本模型のオーダーパラメータ方程式も30年前。昔、「無理」と思ったことが、確実にひとつづつ突破できているこの頃なので、ここはひとつ乱流でも...。

という「のり」ではなくて、割とはっきりと研究方針のイメージが湧いている気がする。30年前には考えつきもしなかったことで、今ならできるかもしれないことが何となくだが感じるのである。まだ鉛筆は動かしていない。ま、そう話がうまいこと続くわけはないと思いつつも、やってみないと。。