金曜日

激動5日目:会議。。どこに向かって話をしているのか分からない長時間会議は大嫌いなので、会議では徹底的に議題の論点を整理するようにしている。全ての審議事項について、前提条件や境界条件をあらかじめ調べ、この場で何を決めたいのか、どのような意見を求めているのか、を明示的にのべ、会議メンバーに意見を聞く。大事な問題は慎重に何回かに分けて意見を交換するが、形式的なことは1回でばしばし決めていく。若干スピードが速すぎるかもしれないが、止めないなら僕の案で了承したとみなすから注意して、という緊張感をもって会議運営をしている。今日は議題が多くて疲れた。準備も大変だった。来月も大変だ。

あ、それに僕は会議の司会はたったままやっている。(昨年の専攻会議も今年の運営会議も。)司会がたって続けれないような会議はすべきではない。今日は100分になったので、その意味でも疲れた。。

午後は他にも会議があって、結局、ほぼつぶれた。朝は、色々な対応があったけど、11:00から素粒子の吉田さんが部屋にこられてあれこれ話をした。僕の中でも、可積分vsカオスの問題が急にホットになっていて、吉田さんサイドの問題を聞きながら、おぉ、何かうまくいったら凄く楽しそうな気がしてきた。大きな問題は遠くに見ながら、当面というか、(本来なら2、3日オーダーかもしれないが)、とある問題での可積分vsカオスについて楔を一本うちこむことが目標である。「これは絶対できます。単純かつ基本的かつ面白いと思います。文献はまだないようです。僕は2日やって敗北しました。」という問題の雰囲気を話す。計算の詳細も含めて話をした方がいいように思う。3月かなぁ。。時間とれるか。。。あと、バルク=境界対応の話で、僕たちの話の結果だけ話すと、たしかに、ads/cft と似ている、と感じるらしい。これも3月に5階にちゃんと話に行って、具体的なコメントを聞きたいところである。

夕方、帰宅前に、伊丹君の話を聞く。論文構成をひとりでやっていると袋小路に入ることがよくある。話をしないとなぁ。。問題解決能力に優れていて、科学のバランスもよくて、一般的に言ってすごく優秀なのに、自分の中に閉じ籠る傾向が抜けなくて、もったいなぁと思う院生は結構いるなぁ。