月曜日

学位論文審査3件:かなり疲れた。時間にすると4時間半だが、読む時間もあわせると、結構な大イベントだった。今週はあと2件ある。自分が普段接しない話(トポロジーや液体金属の電子状態)は、よい機会になった。特に、トポロジーからみでは、極めて表面的であるが、K理論を少しみてみたりした。

トポロジーといえば、学生時代、ホモトピー横田一郎さんの本、ホモロジ―は田村一郎さんの本で一応の「入門」はした。友人たちが、Bott-Tu のセミナーをやっていて、僕も誘われたが、多分、参加しなかった。(記憶があいまいで、それが3回生なのか4回生なのか分からない。)僕もBott-Tuを持っている気がするので、こんど実家を探索してみよう。別に研究に使うとかそういうのでなく、単に懐かしいというか、今やったらもうちょっと楽しんで理解できそうな気がする。

伊丹くんがついに階段をひとつあがって、楽しくなりそうな気配がでてきた。できるだけ簡単な状況で、できるだけ非自明なことを明晰に理解することができたら、次にいける。そういう結果を見ると、こちらもワクワクする。

僕も、先週末から、ぼちぼちとある新しい問題にとりかかっている。可積分とカオスの境界;決定論と確率過程の境界のような話で、この最近やっていたことの延長でやりたいと思っていたこととも密接に関係する。ある具体的な計算をしたいのだが、これがなかなかできない。問題の整理がやっと終わって、簡単なところからレベル1、レベル2、レベル3とやっていこうと方針を決めた。ところがレベル1でも計算が下手くそでこのままだと完了しない。レベル2、レベル3など論外だなぁ。うーむ。