日曜日

予期したとおり11月は瞬く間に過ぎ去った。日記をみると、10月末にちょうど「蔵本模型の計算」が終わって、先行研究と比べ始めている。あれはもう3ヶ月前のような気もするし、先週のような気もする。11月は、つまり、実のある計算をしていない。先週、KSと戯れていたくらいか。しかし、談話会、研究会、講演会と3つのイベントのスライドを作ってうち二つは終了したし、集中講義もした。目白押しの予定を乗り切った感はある。

非平衡の研究は次のステージにいきたい。いくつかの話の中で、最優先は、オンサーガ的な話のミクロからのパスが大事な気がする。流体から入った方が簡単なのか、蔵本模型のような平均場がいいのか、格子模型がいいのか...。いずれにせよ、ターゲットを絞って、大偏差のミクロからの話に戻ろう。そういえば、ちょうど5年前だっけかな、大偏差を通じてマクロダイナミクスを導出する話をやれるかもしれない、と決意したのは。あれから色々進歩はあったけれど、本丸は倒れていない。最近の決定論方程式導出の話と大偏差の操作的構成の話を合体させればいいんじゃないか。。

乱流結晶は8月末で止まったきり。MPIに移行しよう計画をたてているが、なんとか年内には強引に移行したいものだ。