土曜日

GW明けの怒涛の3日間を走り抜け、完全休養モード。今日はTO DOは手をつけず、量子熱伝導のノートを書くことにした。量子系からエネルギー再配分の時間発展(ざっくりいって拡散方程式)を導出することを目的としたもので、頭の中ではもうできていたのだが、紙に書かないと分からないこともあるので丁寧に..と。具体例がないと考えていることが不明になるので、量子スピン系を例にとって、いつもの手順で順番にやっていく。熱接触での弱結合極限が流体極限にかわる。よし、これで形式的なことは終わった気がする。あとは中身だな。さて..と。相対論的流体方程式にも入り始めているが、表面を超えるにはあと2,3歩必要か。

夜21時に、物性若手夏の学校の講義ノート草稿を公開した。ここに公開した。(2014/05/11 10:30からは、ミスを修正した改訂版があがっている。)時間と興味があって読む機会があれば、おかしなことや分かりにくいところがあれば、ご連絡くださればありがたいです。学部生のキヨとソラと僕が、熱接触をミクロ力学から考えていく物語にしています。登場人物や構成は、もちろん、数学ガールからとっている。(改訂版では、解説冒頭段落に明示的に付記した。原典を知らない人もいるかもしれないので。)物語にするのは難しい。当然だろうけど、そういうこともやってみないと分からないわけで..。ともかく、講義ノートの印刷まではもう少しあるし、最終的な公開まではまだ大分時間はあるので、時間に応じてできることはするつもりではいる。